長谷川京子が留学体験を披露

ボトムライン
海外生活で自分の物差しを作れ


●ニュースヘッドライン
売れっ子女優の長谷川京子(25)が昨年秋に2度もホームステイを体験していたことが分かった。今週発売の留学生向け雑誌「wish」(幻冬舎)でその体験を披露しているが、超多忙の合間を縫っての米国ミニ留学。「確実に何かが変わった」と話し、大きな刺激を受けたようだ。(スポーツニッポン 2004年1月26日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040126-00000019-spn-ent


●Tomのもの申す
今回はおもいっきりミーハーな話題。あのはハセキョウがサンフランシスコに来ていたという。なにやら記事によると、「サンフランシスコ郊外の海の見える家。66歳の独り暮らしの女性キャロラインさん宅に10月後半から11月にかけての1週間、滞在した。」とある。海外での日本人の行動エリアはきわめて狭いため、ユニオンスクエアあたりであってたのじゃないかと少し興奮する。

更に記事によると、「日本で仕事をしているときとは違う自分がいた」「仕事をしているときの“長谷川京子”じゃない感覚でものを見たり、人と接することができた」などと感想を語っている。

これぞ海外在住の本質である。日本にいると常識のことが、違う国に行くと常識じゃなくなる。では一体常識とはなんなのか?限られた範囲で許容される公約数(=常識)といえるのではないか。ところかわれば標本となる母数が異なるため、必然的に公約数も変わってくる。どこの世界でも共通の公約数で1というのが存在するが、それは基本的人権であり、それ以外のものは比較的共通な公約数(例えば2)もあれば固有な公約数(例えば13)もある。したがって国の数以上に公約数(=常識)があるとおもっていい。

海外に出ることで確実に得られることは、世界にことなる公約数(=常識)があるということを感じられることだ。海外に出たことのない人はだからどうなんだと思うかもしれない。違う公約数(=ルール)があるということを認識することが、自分の思考回路を回転させ、それゆえ豊かな生活を試行錯誤するきっかけに繋がるのだ。これは人生にとってかけがいがないほど大きな発見だ。在るルールによるとマイナスなものすらプラスに見えてくる人生はいかに楽しいものか。

こうしているうちに自分の物差しが形成されてくる。自分の物差しがあれば、人からとやかく云われても気にならないし、他人と比較することもない。あふれる情報に踊らされることもないし、自分の必要な情報を自分で取りに行き、自分で解釈することができるようになる。

自分の都合のいいように公約数(=ルール)を変えると生活のリズムがよくなる。自分の物差しというのはそれだけ大切なものだ。もちろん、社会にはそれぞれの公約数(ルール)が存在するので、自分の中では都合のよいように解釈しても、社会と接するときには、「郷に入りては郷に従え」を忘れてはならない。