PMP試験合格

こんなにすがすがしい気分になれたのは一体いつ振りだろうか。そう思えたのは、PMP(Project Management Professional)の試験に合格したからだ。勉強初めて、苦節1年3ヶ月、3度目の正直での合格だ。

PMPって一体なに?って方も多いことだろうから、簡単に説明しておく。PMPとは、プロジェクトマネージメントの理論と実践をある一定レベル以上有していることを証明する国際的資格のことをいう。くわしくは、PMI(Project Management Institute)のサイトを参照のこと。
http://www.pmi.org/info/PDC_CertificationsOverview.asp?nav=0401

ぼくはこの資格が喉から手が出るほど欲しかった。理由は二つあって、ひとつ目は自分からの視点、いまのやっている仕事で自分自身に自信をつける確固たるものが欲しかったということ、ふたつ目は他人からの視点、アメリカという学歴やプロフェッショナル資格を極端に重んじる社会で資格と持つことで容易に社会から評価されるということだ。

HRができるアメリカ人は沢山いるからわざわざ外国人を雇わない。けれどもHRとシステムができるアメリカ人はそういないので希少価値が産まれる。だからイギリスの会社の日本支社に勤めていたぼくがわざわざアメリカのグループ会社に出向したわけだ。競争の軸を変えることで、ぼくは戦略優位なポジションをアメリカで築けたわけである。

しかしながらぼくは会社を辞めたため、競争優位であることを他の会社に証明せねばならなくなった。アメリカの雇用の状況は新聞で報道されているよりも実態はもっと厳しいものだ。そうなると特に外国人労働者は余儀なく矢面に立たされる。競争優位であることを簡単に証明できないと、米国市民と同じフィールドに立つチャンスは限りなく少なくなる。

とりあえず、フィールドに立つ準備はできた。以前に取得したUCLAのHR Mgmtサーティフィケートに加えて、PMPを取得したことで、HR+システムという切り口で差別化を図りやすい「血統書」がついたことが収穫だ。あとは如何せん己の「志」次第ではあるが。