早大がシンガポールに大学院

●ニュースヘッドライン

早稲田大学は2006年度、シンガポールに大学院を開設する。技術を理解して経営戦略を立案できる人材を育てるMOT(技術経営)講座を設け、東南アジア各国から学生を募る。修了者には日本と同等の学位を与える。(Nikkei Net 2004/07/10より)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040710AT2F1000A10072004.html


●Tomのもの申す

わが母校が海外に進出するとは喜ばしい記事だ。早稲田は近年の凋落振りが目立つだけにこれぐらいのことは率先してやって欲しいものだ。

アメリカは日本よりももっと学歴社会。だけど早稲田大学なんていってもアメリカじゃだれも知る人はいない。大学の海外進出は知名度を高めるのにどんどん利用していって欲しい。知名度を上げるからには、中身の伴ったものにする努力を同時にして欲しいものだ。

中身の伴ったものにするということは、つまり国際的に優秀な人材を輩出し、産学界に貢献することである。国際的に優秀な人材を育てるには、大教室での講義主体の詰め込み式教育ではなく、少人数制のクラスで、学生の発表主体の教育方式が望ましいと考える。海外で会って優秀だなと思う人は大学や大学院でやはりそのような教育を受けている。アメリカの場合は(他にも多いと思うが)、小学校からずっと考え、発表することを奨励されている。

教育は国家の最重要な戦略のひとつだ。理念を持って進めて欲しい。