シュワちゃん①

ターミネーターカリフォルニア州知事に出馬を表明した。ターミネーターとはもちろん、映画俳優のシュワちゃんことアーノルド・シュワルツネッガーである。映画俳優として有名な彼は、近頃ターミネーター3をだし、ヒット上映中でメディアへの露出は申し分ない。メディアへの露出があればそれだけで政治家になれる(大仁多厚司やタイガーマスク)政治無関心国家日本と異なり(大前研一はメディアに露出しても敗れたが)、アメリカの市民は政治に多いに関心ある。果たして彼は当選するのかどうか、ぼくの意見を論じたい。

まず、アーノルド・シュワルツネッガーという男。ただものではない。彼は3つの大きな夢を既に実現してきた。
①ボディービルディングでチャンピオンになる
→ 有名になって次のステップに進む
アメリカに移住してハリウッド俳優になる
→ 有名になって次のステップに進む
ケネディー家の一族と結婚する

彼は、夢を掲げ、それの実現を信じることですべてを実現してきた。彼の夢を実現するステップには、一貫性があり、すべては有名になることがその原動力となっている。この知名度をいかした次のステップが、カリフォルニア州知事である。

彼は、俳優として得られる巨万の富を捨てて、カリフォルニア州知事のカバナーを目指すのである。彼の掲げている政策は以下のものだ。

  • ビジネスの発展と投資活動
  • 教育制度改革
  • 公正な政治
  • 財政危機の解決

これらの政策は、カリフォルニア市民ならずとも切望するアイテムばかりだ。公約するがそれを守れない政治家が多い中、自分の夢をこれまですべて実現してきた男に、公約の実現の夢を託してみたい。もちろん自分は市民権をもっていないので、投票することはできないが、この様子興味をもって追っていきたい。

カリフォルニア州の経済規模は、世界で5位。国土は日本よりも広いのである。立派な独立国である。ハイテク産業のシリコンバレー、学問のスタンフォード、映画のハリウッド、ワインのナパ、ソノマ、ヒスパニック経済、華僑経済、これだけの優位性を抱えるカリフォルニアを建て直した暁には、アメリカ合衆国大統領の席は彼のものだ。第2のロナルド・レーガンはやはりカリフォルニアから輩出されるだろう。

彼も同じように信じているに違いない。

参考記事:Yahoo News
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/afp/20030807/ts_alt_afp/us_politics_030807182445