Thanksgiving Day

Thanksgivingとはアメリカのホリデーで、その昔ピルグリムファーザー達が渡米して定住し、農作物を育て無事収穫できたことを祝う感謝祭である。七面鳥を食べることで有名だ。今日はそのアメリカンホリデーをアメリカンファミリーの家でトラディショナルに過ごす事になっていた。とても大きな家である。どのくらい大きいかというと航空写真でやっと全体が見渡せるほどの大きさである。13室の部屋に庭、プール、そして家庭菜園というには広すぎる畑。この畑では、ぶどうを育てワインを造り、とうもろこし、トマト、イチゴ、りんごなど野菜果物を収穫し、鶏からは卵をもらい、はちみつまで作っている。自給自足の一家である。

外を一通り案内してもらった後、部屋を案内してもらった。アイランドキッチンとダイニング、暖炉のあるファミリールーム、今夜の晩餐が開かれる来客用ダイニングルーム、ゲストリビングルーム、なぜかとても散らかっている娘たちの部屋、夫婦の寝室、などなど。

ツアーが終了すると、晩餐タイムだ。ターキーの焼けた香ばしいにおいがキッチンから漂ってくる。みなで着席し、順番に今年の出来事に対して感謝の意を述べた。みな共通して家族と一緒にいられることに感謝していた。こうして家族の絆を確認し、つくっていっているんだなと実感した。

日本ではどのくらいトラディショナルなことをやるだろうか。おせち料理をつくる家も少なくなってきているし、豆まき、ひな祭り、丹後の節句、お盆、十五夜、七五三、菖蒲湯、いろいろ日本の伝統がある。そうえいばうちではずっとそういうことをやってきていた。これからそれら日本の伝統を後世に伝えていくのは自分の役目である。