写真教室②

Tom2004-01-14


宿題の写真をみなで見せ合うのが今日のメインイベントだ。しかしながら、誰一人として先生のいったとおりの宿題をやってきていないのである。ぼくを除いては。

宿題の内容は、あるオブジェクトを違った距離、違ったアングルで5枚程度撮影するというものだった。つまり初回の講義で習ったことを実践することにその宿題の意味がある。しかしだ。みんながもってきたのは過去の栄光の写真。。。ペルーの遺跡で撮った写真だとか、ニューヨークの写真だとかでなにやら自慢合戦。写真を自慢したいのだか、その場所に訪れたことを自慢したいんだかなんだかよくわからなくなってきた。確かに先生は、「ぼそり」といっていた − 宿題が無理だったらよく撮れた写真でもいいと。しかしこれはあくまでも救済措置であって本来の目的ではなかったはずだ。ぼくのヒアリング力を差し引いて勘案しても今回の宿題は間違いなくぼくがやってきたものだった。その証拠に来週の宿題は、あるオブジェクトを違った距離、違ったアングルで撮ることに再びなった。

まあ愚痴はその程度にして、ぼくの宿題で一番褒められた写真とそのデータを紹介しよう。

ExifIFDPointer = 256
DateTime = 2004:01:11 18:39:37
ImageDescription =
Make = SONY
Model = DSC-V1
Orientation = 1
XResolution = 72.000000
YResolution = 72.000000
ResolutionUnit = 2
YCbCrPositioning = 2
ExifVersion = 0220
ExposureTime = 0.625000
FNumber = 2.800000
ExposureProgram = 3
ISOSpeedRatings = 800
DateTimeOriginal = 2004:01:11 18:39:37
DateTimeDigitized = 2004:01:11 18:39:37
PixelXDimension = 1280
PixelYDimension = 960
ComponentsConfiguration = 1 2 3 0
CompressedBitsPerPixel = 4.000000
MeteringMode = 5
LightSource = 1
Flash = 0
FocalLength = 7.000000
ColorSpace = 1
FileSource = 3

デジカメの画像って実はこんなにたくさんのデータが入ってたってご存知だろうか。アルバムソフトの情報ページをクリックするとこのようなデータがでてくる。

特に大事なデータを以下にあげて解説しよう。

ExposureTime = 0.625000 
 シャッタースピード。これが遅いと光がより多く入るため暗いところでもしっかりと画像情報が記録される
FNumber = 2.800000
 絞り値。一番開放しているため暗いところでも光を多く捉えることができる。    
ISOSpeedRatings = 800
 ISO感度。これはいわゆる高感度フィルム。暗いところでもしっかりと写る。その代わりノイズが出やすいのが難。

つまり、今回の写真は日没直後の薄暗い光の中で撮影したため、暗いところでもちゃんと写る撮り方をしたわけだ。この空の色は写真でしか見ることができない。実際の空はもっともっと暗かった。現実の目に見えないものを捉えられるのもこれもまた写真の楽しみである。