9年間お疲れ様でした

大卒後初めて就職した会社に9年間勤め、本日退社した。いわゆる早期退職制度というのに乗っかっての円満退社だ。

退職と入っても現在ぼくはアメリカでアメリカの企業グループの仲間たちと働いているため、8年間勤めた日本の仲間たちに会って退職のご挨拶ができなかったことが心残りだ。それ以上に退職の慰労会がなく気分よく酔えないことの方が実は残念でならない。

よって退職の挨拶をメールで送ることになったわけだが、100人近くの人に激励のメールをいただいた。結構意外な人からも返事がきた。人事という仕事柄、ほとんどの社員とお互いに顔と名前が一致するが、仕事上で深く関わったことのある人は実際には少ない。それゆえ意外な人からメールがいただけたことは嬉しかったし、これまた意外なことに人のことを観察している − 客観的にはそう見られていたのかと − 人を観察するのは人事の専売特許化と思っていたら決してそんなことはないのである。

ある人から、こんな言葉をかけられた。

「どこにいてもなんとなく意識している関係であればうれしいです。」

この言葉が偉く気に入り、早速返信で数人に使ってみたら、それって英語で、

「I'll never forget you forever. 」

ということですねといってくれてた方もいらした。英語は英語なりに響きがいい。

ぼくはこのBLOGが「なんとなく意識している関係」に役立つのではないかと確信している。もっとも更新頻度が多いので、そんなにいつも見てられないだろうが、たまに覗きにきては、「あいつ元気でやってやがるな」と思っていただければこの上ない。もっともこのBLOGでは消息を伝えるのみならず、「使える情報」を提供していきたいと思っているわけではあるが。

社会人とは「社会との繋がりのもてる人」だと云う風にぼくの辞書では解釈している。会社を辞めるということはこれまで勤めた会社との関係を終了するということにはなるが、そこで会った仲間たちとの繋がりは今後とも持っていきたい。それが社会人としての最高の財産であると思っているから。

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