PLM入門

● 著者: 池田良夫、近藤敬、木村友則

● 出版社: 日本能率協会マネジメントセンター ; ISBN: 4820741543 ; (2003/05)

● おすすめ度 ☆☆☆☆★(PLMの概念とちょっとその奥を覗きたいかたへ) 

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PLM入門―CRM、SCMに続く新経営...



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ボトムライン

ERP, SCM, CRMの導入で果たして企業は競争優位を築けるのか?いや、PLMがその完結編だ。
「俊」を求める時代だからこそ、他社に先んじてプロダクトをマーケットに投入し、粗利の高いうちに儲け、そくさと市場から撤退の英断をし、次なるプロダクトに投資をしていくサイクル活動が重要になってくる。


●Tomの本にもの申す

製品企画、設計開発部門のスピード化と効率化をねらった経営手法。移り変わりの激しい市場で、常にその動きを予測し、市場を喚起するプロダクトをつくれるかどうかが勝ち組と負け組の分かれ目になると云う。

そもそももの余りの世の中だから、必要に迫られて買うというより、新しいものが欲しいから買う、より気に入ったから買うという消費者行動になってきているのが現代の社会だ。本書によると例えば、携帯電話。通話という目的はどんな携帯でもできるが、MP3がついて、カメラがついて、動画がついて、テレビがついて、そういった付加価値を求めて消費者は携帯を数年おきに買い替えているという。

ブームを創り、さっと手を退く。これぞビジネス。