チェンジマネージメント

今週は出張でシアトル。入り組んだ湾に浮かぶ島々の景色はデジャブー現象をもたらしているのか。この景色見たことある。いや、これはデジャブーではない、16年前に確かに目にした光景だ。シアトルは高校生のときホームステイで初めて異国の土を踏んだ思い出の場所である。


リアルタイムを意識している日記に思い出話は似つかわしくない。何をやったのか(What)、どう感じたのか(How)、そいうったことをテーマに日記を書いている。


今回の「What」は、チェンジマネージメント(CM)。ミーティングとトレーニングを兼ねて、ここシアトルオフィスに全米各地からコンサルタントが約50人が集った。


チェンジマネージメントってなに?っていう方も多いと思われるので、定義からやさしく説明する。

'Change management is essential to all project activities in order to identify and minimize the people issues and risk associated with organizational change.'


世の中にはさまざまな定義が存在するが、所属ファームでは上記のように定義しており、Organizational Change Management(OCM)と呼んでいる。


日本では、人と組織の変革のマネージメントだとか、ソフト面の管理だとか、実行の支援だとかいわれているが、ぼくなりの解釈(What)はこうだ。


「人と組織の変革における二次関数」


さらにどう(How)進めるか簡単に述べるとこうなる。


①変革に伴う見えざる抵抗をビジュアル化し、
②抵抗に対する対策を計画立て、
③変革の進捗度合いを見える形で管理することで、
④変革を成功裏に実現させ、
⑤組織のDNAに組み込む


定義の話はその辺にして、今回やった内容をおさらいする。
・昨年度/今年度のチーム目標のレビュー
・組織設計のフレームワークの発表
・チェンジリーダーシップのフレームワークの発表
・外部の権威者を招いてのプレゼンテーション


ちなみにぼくは組織設計のチームの一員として、発表を行った。こちらではプレゼンの出来で人となりが評価されてしまうので、もちろん入念に準備に準備を重ね、スクリプト+アドリブで堂々と(少なくともそう見えるように)発表したつもりだ。参加者たちからすぐさま非常にポジティブなフィードバックをいただいたが、今後のためにも冷静になって改善点を聞いてみたい。


今回ほど準備してプレゼンに臨んだことは過去になく、準備をすればするほど本番時に冷静になれるという格言?はどうやらぼくにとっては本当らしい。次回からもこの格言を大事にせねば。


それにしてもアメリカの方々はみなさん本当にプレゼンがお上手。察するに、幼いころからの自己主張の教育でプレゼンスキルを磨いているかと。それと発表の機会もふんだんにある。話はぶっ飛ぶが、日本のゆとり教育ではそういったソフトスキルを養成する機会をぜひとも取り入れてほしい。覚えることや計算することも大事だが、考えることや表現することも同様に大事な要素だ。