カーナビ取り付け

史上最高苦労したデジタルガジェット。カーオーディオつけれれば問題なくできるなんていうのは間違いなく嘘です。なんでも自分でやってみないと気がすまないTomですが、カーナビは自作PCよりも、配線キットの売ってないSAABへのカーステ取り付けよりも数十倍苦労しましたよ。それでもこの脅しに負けずこれからカーナビを自分で取り付けたいという勇気ある暇人のために、そのプロセスとコツを伝授しませう。

ちなみに購入したカーナビは、CarrozzeriaのAVIC-DVR20、通称「楽ナビ」で、オンダッシュ型のDVDナビ。
http://www.dvd-rakunavi.com/lineup/drv20/index.html

取り付け車種は、ニッサン ローレルです。


●ステップ1:カーナビの購入

安く買うならネットで底値買い。ネットの底値(店舗を持っていてなおかつ地域の競合店になりうる情報)を持っていってカー用品専門店などで値段交渉するのも可。値段交渉に応じなければネットで買い。


●ステップ2:配線の確認

ソニーのカーフィッテングで、取り付け車種の配線を確認。同じ車種でも年式によって配線の色や場所が違ったりするので要注意。
http://www.mobile.sony.co.jp/


●ステップ3:パーツの購入

カー用品専門店かホームセンターで、カプラー(配線ゴムおよび端子)を購入しましょう。こつは少し余分に買っておくことです。これがない(または足りない)がためにバッテリーを再度繋いでショップに走るのは時間の無駄ですから。

その他、ドライバー、スパナ、軍手、懐中電灯、カッター、ラジオペンチは必需品です。なかったら100円ショップで買い揃えておきましょう。


●ステップ4:バッテリーの取り外し

取り外すのは、マイナスコードの方です。


●ステップ5:カーステの取り出し

取扱説明書にでていたら読むか、ディーラーに問い合わせるか、感でトライしてみるか。あなたはどのタイプ?


●ステップ6:電源の取り出しおよび配線の加工

常時通電しているバッテリー電源コードと、キーをACCに回したときまたはエンジンをかけたときのみ通電するアクセサリー電源コードを、配線図を元に探して、カッターでちょんぎる。切った先はカプラーで被せてあげるわけですが、バッテリー側がメスで、カーナビ/カーステ側はオスです。端子をつけるより先にゴムを通してあげましょう。カプラーを被せたら、Y字端子で繋いで分岐完了。


●ステップ7:配線の整理整頓

ここから配線に入るわけですが、コードが十数本あるので、こんがらがらないように十分に気をつけて配線を開始してください。


●ステップ8:電源の配線

6で加工した配線に、バッテリー電源コードと、アクセサリーコードを繋ぎさらに、アースをきっちりと車の金属部分にしっかりとはめ込んで上げましょう。このアースを怠ると、カーナビの電源供給が安定しないので、必ずしっかりと金属部分にはめ込むように。コツは、ネジ部分を緩めて差し込むか、穴みたいなところに差し込むかです。くれぐれもしっかりと差し込むこと。


●ステップ9:車速センサーの配線

最難関なんていわれますが、配線図でコードさえみつけられればあとは楽勝。コードの色に注目です。


●ステップ10:バックランプコードの配線

後部トランクにあるので、後部席が倒れるタイプなら楽勝ですが、そうでないタイプだと結構細いところを通すので智恵と忍耐が必要。こちらも配線図にて場所と色を確認。


●ステップ11:フィルムアンテナの取り付け

失敗が許されない作業なので、説明書を見て慎重に。


●ステップ12:GPSの取り付け

金属プレートをダッシュボードに固定して向きに注意してGPSユニットを配置しましょう。


●ステップ13:アースの金属部分への差込

本体からアースがもう一本出てます。ステップ8でしつこく述べたように、金属部分にしっかりと差し込むこと。さもないと電源が安定せず、ナビが立ち上がらなかったり、途中で消えたりします(経験済み)。


●ステップ14:エンジン始動

バッテリーのマイナスコードを繋いで、キーを回してエンジン始動。ナビがつけば、あとはディスクを入れて、ハードの確認をしてください(機種によっては画面上でできるものもあり)。


●ステップ15:配線の整理整頓

最後に配線をきちんと整理整頓しておしまい。ナビライフをエンジョイしましょう。


◎成果:一日半の労働の代償として、1.5リットル以上の汗と、達成感、取り付け代とネット安価購入で約5万円の損出防止、ご褒美で焼肉。