紀伊国屋書店

日本のとある本を買いに紀伊国屋書店に行った。4月に同じ敷地内のちょっと広いところに移転してますますの充実ぶりだ。日本でいうとたいていの駅前にある本屋よりも充実している。
http://www.kinokuniya.com/newyork/location.html

アメリカにいながらすきな本がなんでも手に入るのは素晴らしい。問題は、価格である。。日本では、Amazon.comを通して洋書が現地価格で購入できるようになったが、その逆のサービスがない。もっともアメリカにいる日本人で日本の本を欲しい人より、日本で洋書が欲しい人のほうがだんぜん規模が大きいからなのであろうが、約5割増の値段にはうんざりする。しかもご丁寧に、本の背表紙には日本円の定価の上にドル建ての売値のシールが貼られてある。これじゃあ「ぼったくってます」といわんばかりである。

値段が高いが背に腹は替えられぬ。ターゲット顧客層を絞ったピンポイントサービスである。アメリカに紀伊国屋は8店舗(西海岸6店舗、東海岸2店舗)ある。アメリカといえど南部や中部にいたらまず紀伊国屋にはいけない。カリフォルニアに3店舗あるが、車で3時間かけていくひともそうはいないだろう。そういう人は通販を使っている。アメリカでは通販は脱税のひとつの裏技で州をまたがって物品を購入すると収税が非課税になる。高額のものはこのTAXメリットが大きくなるのでぼくもデジカメ購入の際に利用した。紀伊国屋書店NYの通販は電話、FAXベースである。Amazon.comを産んだ国とは考えられないほど殿様商売だ。送料をただにできるマジックがあれば世の中の仕組みが変わると思う。