カンクン

Tom2003-10-17


カンクンにいってきた。1週間のバケーションである。この時季は雨季のため天候が心配されたが、余計な心配だったようだ。湿度こそ高いものの常夏の晴天に恵まれ、日ごろの行いの良さに感謝した。

カンクンはメキシコの東側、カリブ海に面した地に位置する。ユカタン半島というマヤ文明の栄えた地として歴史の教科書で聞き覚えがある土地だろう。こんな暑いところで、文明が栄えていたと思うと驚きの念を隠せなかった。ぼくだったらビーチに寝転んでボーっとしてしまう。今回の旅行のように。もしかすると昔は気候が違っていたのかもしれない。。

マヤ文明は、チチェンイッツァ遺跡にいくと今でも体感できる。エジプト同様、ピラミッドがあり、ジャングルの中に突如として遺跡があるわけである。ピラミッドに上ってみたが、上からの景色は見渡す限りのジャングル。一体何を思ってこの地にピラミッドを建てたのだろうか。

トラブル①:ツアーバスクラッチが故障して遺跡に行く前に立ち往生。1時間待たされた間にマヤの子供たちにお土産を売りつけられた。

さて、カンクンといえばビーチである。カリブ海のイメージは濃いブルーだが、カンクンのビーチからは、白い砂、透き通る水色、エメラルドブルー、カリビアンブルー、スカイブルーの段階的なグラデーションが楽しめる。その砂はこれまでに見たことないほど決め細やかで、ユカタン半島が石灰質でできていることの証である。魚は泳げる範囲にはほとんどいない。唯一大きな岩の周りにいるのみなのは残念なところ。でもスキューバダイビングをすればトロピカルフィッシュとともに戯れることができるのである。

トラブル②:ダイビングする直前に購入した水中カメラが盗まれた。水中で、海亀、ロブスター、クイーンエンゼル、自分など撮ったカメラが盗まれたことは非常にショックである。使い捨てだからもう使えないのに。。思いで返せ!

ハイアットカンクンカリビエのプライベートヴィラに宿泊した。ハネムーンパッケージを利用するのはこれで3度目である。何かとお得で旅行の際は必ずハネムーンパッケージを利用するか、ハネムーンなんですとさりげなくフロントでいうようにしている。大抵すぐさま部屋にシャンパンが運び込まれてくるほか、レストランでもいい席を予約してもらえる。

トラブル③:熱いシャワーが出ない。チェックインした日にどうしても熱いシャワーが浴びたかったがメンテナンスの人と2時まで格闘するも直らず他の部屋のシャワーを利用。翌日も直らず、スイートルームにアップグレード!オーシャンフロントの角部屋で、カンクンのプライベートビーチはぼくたちのものになった。凶を吉に変える強運の持ち主のおかげである。感謝感謝。

さすがメキシコ。トラブルは尽きない。ただカリビアンリゾートをのんびりと自由に楽しめたことが一番の収穫である。