Business Week Digital Edition

Tom2003-11-21


ビジネスウィークを年間購読した。たったの$45.97(82%オフ)である。これで年間51冊のビジネスウィークが毎週送られてくるのである。1冊にして実に90セント。ところが日本でペーパーエディションのビジネスウィークを年間購読すると、22,176円もかかるのである。

購読に至った動機は上記の割安感に加えて、あと2つある。せっかくアメリカに来ているので世界のビジネスの流れを追っていきたいとおもったことと、デジタル購読なのでかさばらないからということである。

シリコンバレーはビジネスを強く意識させられる土地だ。ベイエリアの中でもM&A合戦が繰り広げられ、ベンチャー企業が育っていく。以前に比して勢いは衰えたとはいえ、企業家精神は健在である。ネットを通してこうした情報はキャッチできるが、定期的に掴み考え行動に移す習慣を持ちたいと思ったわけである。

デジタルエディションのメリットは、かさばらないということをすでにあげたが、その他にも、お気に入りなのが検索機能である。雑誌を読んでいる感覚でポストイットが貼れるし、友達や同僚にメールでコピーを配ることもできる。ページのめくりがなれないと少し使いづらいが、すぐに慣れてしまう。いちいちパソコンを立ち上げないとみれない不便さも、保管場所がいらないことのメリットで相殺されてしまいそうだ。いつか日本に帰国することを考えると保管場所がいらないというのは大きなメリットだ。

雑誌のデジタルエディションやeBookは既に世の中にデビューしているのだが、今後急速に普及するに違いない。すでに、パンフレットは完全にPDFに代替されてしまった。雑誌は読むものなのでソフトウェアを通して読みやすい形になることが普及の条件だが、ぼくはもうそのレベルに達していると思う。欲を言えば、PDA、携帯で見れるバージョンがでればいつでもどこでもが実現される。そのときには逆にいうと雑誌という形態が世の中から姿を消していることになるであろう。デジタルエディションこそが中核の媒体となるのはもはや遠い未来ではない。

一冊限りの無料サンプルもあるので興味のある方は試して欲しい。ビジネスウィーク以外にも様様な雑誌がデジタル化されている。
http://www.zinio.com/category?cat=1005