ベイビーシャワー

Tom2004-01-23


いよいよ35週目を迎えた。フルタームの出産まであと一週間と迫りいよいよ臨月である。アメリカでは出産前の妊婦にベイビーシャワーというイベントが待っている。

文字通りシャワーを浴びるようにベイビーを祝うグッズをみなからもらうわけだが、先に何をもらいたいか告げておくのがアメリカ流。大抵のアメリカ人は、ベイビーショップでレジストリーといってあらかじめ欲しいものリストを登録しておき、ベイビーシャワー参加者が後日お店に来てピックアップしてプレゼントする。つまりノーサプライズ、自作自演なのである。

主張の激しいアメリカ人はもらうギフトまで自分で決めてしまうから恐ろしい。日本人的な感覚をもつぼくはやはり自分で決めるのはずうずうしい感じがしたので、こんな感じのものでお願いという風になんとなくリストを作ってお願いした。

>Receiving Blanket
>Stroller Toy
>Clothes after 3 month
(We have bought many up to 3month clothes!)
>Bib/Booties
>Baby Sling
>Compact diaper change pad
>Parenting Book (The Baby Book ;by William Sears)
>Baby Einstein DVD(region free) or VHS
>Soft Book or Activity Book
>Baby Bath Robe

序盤戦は、ゲームをしながら楽しみ、いよいよプレゼントの時間がやってきた。次から次へとプレゼントを開いては写真撮影し、なんとも楽しいひと時を過ごした。ベイビーにプレゼントしてもらったものなのになぜかぼくはそれらを被ったり身にまとったりしてすっかり童心に返ったのである。

いただいてばかりでは恐縮するのが日本風。お返しのギフトを配り、そんなのいいのにといいながら、嬉しそうに、寿司マウスパット、侍Tシャツ、扇子などかなりこてこての日本グッズを持って帰っていた。お返しの習慣のないアメリカ人も、これはいい仕組みだとしきりに感心していた。次回からのベイビーシャワーはお返しがつく習慣をつくってしまった。

いいとこ取りが好きなのは日本だけかと思っていたら、どうやら世の中そういうわけでもないらしい。だから日本のいい文化はこれからも積極的に伝えていきたい。