りそな、社員家族向けに職場見学会

●ニュースヘッドライン

りそなグループは1日に東京本社で、社員の家族を対象にした職場見学会を開いた。家族に社員の仕事を理解してもらう目的で、約1500人が参加した。社員の子供らは金庫室やディーリングルームを回ってスタンプを集めたり、銀行窓口で紙幣を数えるなどの「銀行の仕事」を体験。「ちびっ子記者」として細谷英二会長にインタビューする一幕もあった。(2004/08/01 NikkeiNet)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040801AT1F0100201082004.html


●Tomのもの申す

こどものころ道徳の時間に「働くおじさん」ってNHK教育テレビをよく見させられた記憶がある。くらさんとかいうのがナビゲーターとなっておじさんの働く姿を紹介する番組だ。当時の記憶からして、工場などブルーカラー系の職種を中心に紹介していたように思える。

製造業は作ったものの形が見えるのでやっているのかイメージがつきやすい。一方知的産業であるサービス業は形がないだけにオフィスで働く姿を見せてもあまりぴんとこないのではないのだろうか。それでもお父さん、お母さんが働く姿を子供が見るということはいいことだと思う。家族のために一生懸命働いている姿は、子供でもきっとなにかを感じるはずだ。

アメリカの職場では子供をよく見かける。金曜日は特に子供や赤ん坊が多い。子供は職場に見学に行くだけでなく、ミュージアムなどの展示場にもよくいく。ここシリコンバレーでは、INTELミュージアムとか、Appleショールーム、Techミュージアムなど子供の頃からテクノロジーに接する機会が豊富だ。こういった環境で、テクノロジーが育っていくんだって肌に感じている。

従って今回のりそなの試みには大賛成。こんなことがニュースにならないくらい他の企業もこの企画取り組んで欲しいものだ。