年金受給額試算、メールでも回答 住基カードで本人確認

●ニュースヘッドライン

社会保険庁総務省は、自分の年金加入歴やいくら年金を受け取れるのかの試算を、インターネット経由で申し込んだ加入者に、電子メールで回答するサービスを早ければ04年度中にも始める。(asahi.com 05/07)
http://www.asahi.com/business/update/0507/101.html?2004


●人事の処方箋

オンライン化は公務員のリストラ。国民の便利さと引き換えに公務員は痛みを伴う。痛みを伴う改革は官民問わずであるべし。


●Tomのもの申す

麻生総務相のオンライン積極化発言に対し、当局の社会保険庁は「安全面の確保の観点から難しい」と否定的な態度を示している。これが本当に安全面だけを懸念しているならその解決策をたてればよい。しかし、この態度は「できない理由」を並べ立てて抵抗しているように感じられてならない。

できない理由を挙げる人は世の中にごまんといる。だができる方法を探してそれを実行できる人は少ない。改革には変化が伴う。その変化によって利益を受ける人もいるし不利益を被る人もいる。不利益を被る人が改革の対象となる場合改革は難航する。本来どうあるべきかを考え、その信念に基づいて行動するパワーは時に反対勢力を呑み込む。そういう意味でも麻生総務相の今後の動向に注目したい。